9 to 5er for Diaries

製造系工場サラリーマンによるサラリーマンブログ(毎日時差なし定時帰りを目指して)

将来の為に子供に大学へ行ってほしい件

お疲れ様です。

 

製造リーマンです。いきなりですが、私は高卒で就職し現在まで働いています。

幸いなことに製造業の大手企業に就職することができていますが、それ故に「高卒」と「学卒」の壁を日々感じて、10年が経ちました。

 

お金のこと、製造業の仕事のこと含めて、「学歴」に対する製造リーマンの感じていること、考えを記事にしていきます。

 

#目次#

 

「高卒」と「学卒」という枠

 記事の頭にも書きましたが、製造リーマンは高卒で就職しています。育ったのが地方の田舎ということもあり、大学というものが身近になく、また大学に進学する友人も少なかった為、進学すること自体が「特別なこと」だと思っていました。

この点に関しては、世の中を見れば、大学進学率は伸び続けているため、生まれ育った環境に甘えず、自ら調べて動く力が必要だったのかもしれません。

 

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そして、製造リーマン自体が進学する計画でなかった為、中学時点で高校卒業後に就職することを前提に高校を選び、計画通りに就職して今に至ります。

 

就職してはや10年、色々な経験を通して社会や会社内における「高卒」と「学卒」での「扱い」の違いを感じてきました。

 

「扱い」というと語弊があるかもしれません。「役割」が違うと言ったほうが正しい認識になる気がします。

 

この記事の前提として、製造リーマンは決して「高卒」がダメとも思ってないですし、「学卒」であれば良いとも思っていません。其々会社内では役割があり、それを認識することが大切だと考えています。

 

その役割を認識した結果として、題目にある通り子供達には大学に行き「学卒」として社会に出て欲しいという結論に至っています。

 

製造業における学歴

製造業の場合、過去の記事でも記述していますが、工場などの生産現場では様々な学歴の人が多数で働いています。

「高卒」、「高専、専門卒」、「大学、院卒、博士卒」などなど。

 

製造リーマンの職場にも、上記の学歴の方々がいます。こうした違う学歴の中で大きな枠として「高卒、高専、専門卒(以下:高卒)」と「学卒以上(以下:学卒)」となります。もちろん会社によっては学卒内や院卒、博士卒でも役割が異なるかもしれませんが、大きな枠として製造リーマンの知る世界ではこの2つの枠になります。

 

そして、製造リーマンは高卒の枠にて仕事をしており、学卒の枠との役割の違い、社会の壁を肌で感じています。しかし、これは悪い壁ではなく、あって当たり前の壁であり、且つ何度も記述している通り、「役割」の違いです。

 

「高卒」の役割

「高卒」の良いところは、現場経験を長く積めること、教える際に無垢であることだと製造リーマンは考えています。

それ故に、「高卒」の役割は「現場」で生きること、となります。

 

先ず、会社側から見れば、工場で働く要員として計算した場合、正社員という高給な枠に「初期コスト」が安い高卒社員を入れることで、訓練が終了した後の費用対効果で言えば、特別なスキルがない場合、明らかに高卒社員のほうが有益であるといえます。

 

ライン業務などのルーティンワークであれば、体で覚える経験が重要となってくる為、高卒でも学卒でもそこまで訓練期間に差はなく習得することができます。

 

そして、高卒であれば学卒と同年齢になるまで「4年間」という時間でライン業務のスキル習得に充てることができると考えれば、十分な戦力になると言えます。

 

こうして戦力となった「高卒」の正社員が一定数、各ラインに製造ラインの軸として存在していき、経験を生かした業務を行うことで会社に貢献していくことが、「高卒」として生きていくために重要となってきます。

 

学卒の役割

「学卒」は「高卒」以上に高いレベルの教育や専門分野に特化した知識を持って就職する為、それを生かした業務を行いたいと思うかもしれません。

 

しかし、製造リーマンが知る限り、そうした大学で学んだ知識を実際に就職した現場で生かせるのはごく一部であると思います。

 

実際、製造リーマンの会社でも毎年全国の有名大学から多くの学卒が入社してきますが、話を聞くと「水産系」や「農業系」「工学系」など幅広い分野の知識人が同じ現場で働いています。

全ての大学で専門的に学んだ知識や研究してきた成果を1つの現場で生かせるほど、融通の利く現場はなかなかないでしょう。

 

そうした中で「学卒」としての役割とは、と考えるとやはり「会社のコア」の部分、つまり経営職として、または運営側として現場や各専門部署をコントロールすることになると考えます。

 

その為、「高卒」と比較し「学卒」のほうが一般的には短期間で多くの部署を回り、広く経験を積むことが重要となってきます。

これが「高卒」との違いになります。

 

「高卒」は前述した通り、現場での経験を活かし、現場の軸として会社に貢献していきますが、「学卒」の場合1つの現場の経験のみでは将来、経営や運営に携わるときに偏った見方、判断により見誤る可能性が出てきます。

 

現場や専門部署ごとの特異性や状態を知る為には、実際にそこでの業務経験がないと何も語れません。「学卒」は将来的に自分が行きたい道筋を考え、異動したい部署の希望などを真剣に考えることが重要となってきます。

 

高卒のメリット、デメリット

高卒のメリット

「高卒」のメリットとしては、腰を据えた業務体制が取れること、そして転勤リスクの低減が言えます。

まず、長く同じ現場にいることが多い「高卒」はその製造ラインを熟知してより高いレベルでトラブル対応やメンテナンス、その他業務を行えるようになります。その知識はその製造ラインに限らず、他の製造ラインにも生かせる場合が多く、「現場力」で言えば確実に「学卒」より身に着けやすい環境にあると言えます。こうした現場仕事が得意であったり、好きな方であれば、「高卒」で就職した場合、じっくりしっかり学ぶことができるので向いていると言えるでしょう。

 

そして、転勤リスクも同様に現場が主な働き場である「高卒」をホイホイ転勤させていては、現場力の低下を招き、製造ラインにとっては大きな痛手になるでしょう。もちろん10年、20年といった長期間となると、1度くらいの転勤は覚悟したほうがいいかもしれませんが、確実に「学卒」よりは少ないといえます。

色んな土地で暮らしてみたい方は別として、転勤はあまり家族や本人にとっても決して楽な行事ではない為、製造リーマンとしてはないに越したことがないと考えている為、これもメリットとしています。

 

高卒のデメリット

デメリットは「給料」の面です。同じ年齢でも確実に「高卒」と「学卒」では月給(職能給)で数万円レベルで差は発生します。

 

「高卒」の辛いところは、同じ製造ラインで同じ経験で同じ時間働いていても、多分に努力したとしても、短期間では「学卒」の給料を追い抜くことは至難の業と言えます。もちろん、一定度の年数が経ってくれば、出世や成績の違いによって近づいたり、場合によっては社会人人生後半で追い抜くことも可能かもしれません。

 

しかし、製造リーマン自体も会社内の成績はずっと「学卒」も含めた中でトップを取っていますが、いまだに通常評価のみの同じ年の「学卒」、つまり後輩の給料とは月給で2万円ほと差があります。

 

製造リーマンもこれを受け入れられない時期があり、「学卒なんて」と不貞腐れていた時もありましたが、これは「高卒」で働く場合には受け入れなければいけません。

 

上手にメンタルを整える為には、製造リーマンは捉え方を変えて、コストが低いということは会社にとってはメリットであり、また自身にとっても過度なプレッシャーを感じず、自分の給料分以上は会社に貢献してるという自負を持つように考えています。

 

学卒のメリット

 

「学卒」のメリットとしては、給料の面と社会、社内立場の優位性にあると考えます。

まず、給料については「高卒」のデメリットで記述した通りです。スタートから高い分、その後の上がり方次第では高い基本給を得ることが見込めます。

 

また、社会人1年までは住民税や所得税といった控除される金額が最も少ない為、潤沢な資金を蓄えることができ、その後の資産運用も有利になります。

 

もう1つのメリットである社会、社内での立場の優位性については、「高卒」に対する最も大きなメリットとなります。

 

まず、社会的立場として、選べる職種の幅が全然違います。

 

「高卒」でそのまま就職する場合、学校に来る求人の中から1つの企業を選び、試験と面接を受けて、受かれば就職となります。

受ける段階で、既に1つの企業しか選べない為、他の可能性は全て捨てることになります。また、もし受からなければ、残った求人の中や2次募集の中から選ぶことになる為、更に狭い選択肢を迫られます。

 ※高卒での就職については、より詳しく今後のブログで記事にしていきます。

 

これに比べて「学卒」であれば、多数の企業に就職活動を行うことができ、全く関係のない分野でも受けることができます。

 

この就職における裾野の違いはかなり大きく、自ら就職したい企業に向けて活動が可能であり、「将来の選択肢」を自ら選択していくことができます。

 

また、専門系でいえば、宇宙飛行士などは大学卒の資格がなければ、なれない職業もあります。

 

就職後の社内においても、「学卒」と「高卒」では大きく変わってきます。

 

「学卒」であれば、内定式などで就職する人たちと予め交流することができ、入社式やその後の研修時などでコミュニケーションの輪がすでにできています。

しかし、「高卒」だと内定後は特になにもなく、入社式で全員と初めましての状況です。これから長く苦楽を共にして、貴重な情報のやり取りを行える同期とスタート時で社内人脈に差が生じるのは、就職して間もないころには大きな違いとなります。

 

そして、社内での扱いが「学卒」であれば、自ら望みたい分野へのチャレンジやより高度な仕事を求められる花形部署への異動も可能です。

「高卒」だと社内での異動先や業務内容にどうしても制限が発生する為、現在の環境にいかに対応し、能力を発揮していくかが重要となります。

 

就職時から就職後まで「学卒」と「高卒」では様々なところで「幅」の違いが生まれるのです。

 

学卒のデメリット

「学卒」で働くことに大きなデメリットは感じませんが、強いてあげるとすると製造業においては、転勤、異動の頻度は「高卒」と比較できないくらい多くなります。

会社としては多様な人材を求める為、「学卒」に対しては幅広い知識を見つけてもらうために、多少僻地にある製造現場にもどんどん転勤や異動をさせていきます。

部署によってはそこまで異動が多くない場合もある為、一概には言えませんが、ある程度は覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

 

最後に

製造リーマンが子供に大学へ進学してほしい理由は、社会に出たときの「武器」の多さが全然違うためです。この「武器」とはここまで記事にしてきた「学卒」と「高卒」の「違い」により生じる、「幅」や「差」を指します。

 

子供が将来どんな選択をするかはわかりません。しかし、製造リーマンとしては、自らが「高卒」として働いてきて、感じている葛藤や不安、不満 、壁を感じてほしくない為、大学へ進学してほしいと考えています。

 

最後までありがとうございました。